ページタイトル:瑞巌寺の老杉 当サイトのシンボル

画像:瑞巌寺の老杉 名称 瑞巌寺の老杉 (ずいがんじのろうさん)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 スギ
樹高 32m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注3)
推定樹齢 800年(注4)
所在地の地名 宮城県宮城郡松島町松島
 〃 3次メッシュコード 5741−40−45
 〃 緯度・経度 北緯38度22分18.2秒
           東経141度03分36.1秒
松島町指定天然記念物(1970年12月1日指定)
撮影年月日 2024年6月10日

注1)「老杉」の読み方については未確認。「大杉」の場合は「おお」が訓読みだから「おおすぎ」、「老杉」の場合は「ろう」が音読みだから杉も音読みにして「ろうさん」と読むのが良いと私は思うのだが、最近は「ろうすぎ」と読んで違和感を感じない方が多いように思う。禅宗の名刹に訓読みは似合わないと思うのだが…
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)まったくの目分量
注4)松島町公式ウェブサイトの文化財紹介ページによる





 宮城県の民謡「斉太郎節(大漁唄い込み)」に「松島のサーヨー瑞巌寺ほどの寺もないとエー」と歌われる名刹瑞巌寺を訪ねた。
 瑞巌寺にはこれまでにも家族旅行や一人旅で何度か訪れたことがある。若い頃は松島観光の一環として見聞を広めるため、寺巡りを趣味とした時代は素晴らしい境内と伽藍が目的、そして今回は巨木が目当ての訪問である。(瑞巌寺については公式サイトをご覧いただくことにして、ここでは説明を省く)
 「瑞巌寺の老杉」と名付けられた天然記念物の4本の大杉は、本堂前庭園を囲む白塗りの太鼓塀の外側、中門(ちゅうもん)から御成門(おなりもん)のあたり。
 ときどき大きさに感嘆される参詣者もお見かけしたが、案内板がないため、天然記念物であるとはご存知ないようだった。
 よく見ると、いずれも幹の途中で切断されている。そう古くない過去に人為的に切られたようだ。理由は不明だが、参詣者と国重文の建造物への被害を未然に防ぐためだったのかも知れない。
 切られた後でも樹高32m。高さに不足は感じない。
 環境省データに載る最大のスギの幹囲は490cm。多分、左図の個体のことだと思うが、今は目分量で5.5mくらいありそうだ。
 樹勢も良さそうで、まだまだ大きくなりそうである。
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