ページタイトル:善福寺のカヤ ロゴ:人里の巨木たち

画像:善福寺のカヤ(幹と並ぶ) 名称 善福寺のカヤ (ぜんぷくじのかや)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 カヤ
樹高 23m(注1)
目通り幹囲 7.0m(注2)
推定樹齢 800年(注1)
所在地の地名 和歌山県海草郡紀美野町勝谷(かちや)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5135−23−05
 〃 緯度・経度 北緯34度10分16.9秒
           東経135度26分20.8秒
和歌山県指定天然記念物(1978年8月18日指定))
撮影年月日 2014年3月23日

注1)「わかやま文化財ガイド」による
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)2006年1月1日、海草郡内の2町が合併して紀美野町誕生。旧行政区は海草郡美里町





 高野山真言宗善福寺がある勝谷(かちや)は、谷がつく名前の通り、谷奥の集落である。
 県道4号(高野口野上線)の円明寺から真国川(まくにがわ)の支流沿いに道が出来ているが、国道370号の毛原宮から山越えする道もある。
 善福寺は道路沿いにあるため、この道(円明寺と毛原宮を結ぶ道)を走っていると、境内の大カヤの姿が自然に目に入る。
 この道は、海南地方から高野山に向かう時の最短ルートでもあるらしい(昔は勝谷峠を越えたのかも知れない)。カヤは、街道を往来する人のよい目標物だったという。(「わかやま文化財ガイド」より)
 境内の大カヤは2本。2本とも県指定天然記念物だ。
 図は石段の上に立つカヤ。こちらが圧倒的に大きい。
 カヤの巨木は東日本に多く、西日本には少ない。
 近畿地方では、兵庫県の建屋のヒダリマキガヤに次ぐカヤ大樹である。(2014年3月現在、環境省巨樹データベースによる)
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