ページタイトル:建屋のヒダリマキガヤ 当サイトのシンボル

画像:建屋のヒダリマキガヤ(全景)

画像:建屋のヒダリマキガヤ(幹と並ぶ)

画像:建屋のヒダリマキガヤ(遠景)
名称 建屋のヒダリマキガヤ
    (たきのやのひだりまきがや)
名称の典拠 現地の案内板(注1))
樹種 カヤ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 7.4m(注2)
推定樹齢 700年以上(注3)
所在地の地名 兵庫県養父市能座(注4)
 〃 3次メッシュコード 5234−75−59
 〃 緯度・経度 北緯35度18分06.6秒
           東経134度44分09.9秒
国指定天然記念物(1951年6月9日指定)
撮影年月日 2010年8月3日

注1)養父町教育委員会が設置(緑の募金により整備された。設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)上記案内板による
注4)2004年4月1日、養父郡内の4町が合併して養父市誕生。旧行政区は養父郡養父町





 建屋川左岸、能座の集落に、樹形の整ったカヤの独立木がある。
 実は、このカヤは私有物なのだが、所有する北垣家のご好意で、誰でも自由に見学できる。
 北垣家は昔からの名家で、京都府知事として琵琶湖疎水を完成させた北垣国道(きたがきくにみち。1836〜1916)氏は、この家の出身である。(この大カヤを見て育った)
 カヤの周りは小公園のように整備されている。風が吹き抜ける開放的な環境が心地よい。見晴らしも良い。
 ヒダリマキガヤとは、種子に左巻の螺旋模様を生じることから。ヒダリマキガヤに限って言えば、この木は全国一の巨木である。(ただ、実際の幹囲は、上記データより小さいように思われた)
 最近、樹勢が弱ってきたため、平成19年度から3年間、樹勢回復工事が行われた。1ヶ所を除いて、カヤに近づくことが出来なくなったが、やむを得ない措置だと思われる。カヤの健康のために我慢しよう。
 ところで、カヤの木があるのは、養父市能座である。隣接する地区の地名が養父市建屋。カヤがあるのは建屋ではなく能座なのに、何故「能座のヒダリマキガヤ」ではないのか。
 近くにお住まいの高齢の紳士にお話を伺って疑問が解けた。
 養父市になる前、ここは養父町だった。その養父町になる前は、ここは建屋村(たきのやむら)字能座だったということだ。
 それで納得。
 
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