ページタイトル:湯沢熊野神社のスギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:湯沢熊野神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 湯沢熊野神社のスギ
    (ゆざわくまのじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 不明
目通り幹囲 8.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢(熊野)
 〃 3次メッシュコード 5538−36−14
 〃 緯度・経度 北緯36度55分58.0秒
           東経138度48分31.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年9月15日

注1)3幹のうち、比較的接近して立つ2幹をまとめてその外周を実測した。環境省測定要項通りに3幹の幹囲を合算すれば10mを超える数値になる





 JR越後湯沢駅西口(山側の出口)を出て、大通りを南に向かって400mほど歩くと、山裾の長い石段と、スギを主体にこんもり繁る社叢が見える。そこが熊野神社だ。(自動車の場合は、石段が見える場所から100mほど南の路傍に駐車スペースあり)
 応永9年(1402)に紀州熊野から勧請されたと伝え、かつての熊堂(くまんどう)の字名は熊野神社に因むと思われる。(現在の字も「熊野(くまの)」)
 実は、熊野神社と呼びならわされているが、神社庁登録の神社ではない。平凡社「新潟県の地名」によれば、熊野権現社と称し、本山修験宗大岳寺住職が神主を兼務しているようだ。明治の廃仏毀釈の荒波も、ここには及ばなかったのだろうか。
 石段を登り切って、右手奥。3本の株立ちのスギの大きなシルエットが目につく。
 左図では3本の幹が重なり合い、全体としてよくまとまっているが、別の角度からだと、一番細い1本がやや分離して見える。
 しかし、どの位置から見ても、全体のボリューム感はかなりのものである。
 これも「新潟の大杉と天然杉」で初めて知った大杉である。
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