名称　お松さま　（おまつさま） 名称の典拠　「秋田の巨樹・古木」（注1） 樹種　アカマツ 樹高　１９ｍ（注2） 目通り幹囲　３．９ｍ（注2） 推定樹齢　２００年（注2） 所在地の地名　秋田県横手市増田町湯野沢字山岸（注3） 　〃　３次メッシュコード　５８４０−６４−２９ 　〃　緯度・経度　北緯３９度１１分３６．５秒 　　　　　　　　　　　東経１４０度３７分０４．８秒 天然記念物指定　なし 撮影年月日　２０１９年５月９日 注1）２００８年７月に秋田県緑化推進委員会が刊行 注2）「秋田の巨樹・古木」による 注3）２００５年１０月１日、横手市に合併。旧行政区は平鹿郡増田町 　国道３４２号沿い、湯野沢（ゆのさわ）集落の西端、道路脇に立つアカマツ。 　上記「秋田の巨樹・古木」に、面白い記述があった。 　藩政時代、一時期ひどく樹勢が衰えた後、見事復活を遂げたことがあったらしい。そのときの衰退期間を、松（に宿る神霊）がお伊勢参りに行ったと考えたらしいというのである。どこまで真面目な話なのか知らないが、当時の人々の柔軟な精神が羨ましい。 　村はずれの路傍には、しばしば道祖神が祀られる。そのような場所に立つこの松も、村を守ってくれると考えられたらしい記述もある。 　「お松さま」の名は、どうやらそんなことから付けられた名前のようだ。