ページタイトル:横川のムクノキ 当サイトのシンボル

画像:横川のムクノキ(幹と並ぶ)

画像:横川のムクノキ_2

ムクノキは青い実をつけていた。秋になり、この実が黒く色づくと、甘くなる。
画像:横川のムクノキ(実)
名称 横川のムクノキ (よこがわのむくのき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 ムクノキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 8.1m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 岡山県美作市滝宮(横川)(注4)
 〃 3次メッシュコード 5234−31−06
 〃 緯度・経度 北緯34度55分34.2秒
           東経134度12分03.1秒
岡山県指定天然記念物(1998年3月24日指定)
撮影年月日 2010年8月21日

注1)岡山県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記標注とは別に勝英地方振興局が設置した標注による
注4)2005年3月31日、2つの郡にまたがる5町1村が合併して美作市誕生。旧行政区は英田郡英田町





 岡山国際サーキットの北西約2km、県道46号(和気笹目作東線)と県道90号(赤尾佐伯線)が交わるところが横川である。河合川の滝宮ダムからは700〜800m下流にあたる。
 2つの県道の交差点から、90号を200mほど西に進んだところに、県天然記念物のムクノキ巨木が立っている。
 根元に見えるコンクリート・ブロックで造られた覆屋の内側に、小さな宮殿がある。その前にサカキが供えられているところを見れば、何かの神様を祀っているのだろう。
 ムクノキ保護のため、周辺を広く柵で囲んでいるのだが、この神殿のところまで、入ることが出来る。巨木ファンにとっては嬉しいもてなしと言うべきか。
 柵の外側は草原。ゆっくり歩きながら、様々な向き、様々な距離から、存分に眺めることが出来る。
 どこから見ても樹冠に大きな破綻がない。樹勢がよい証拠だ。根元に目をやれば、板根となって広がる根が力強い。これだけの巨木でありながら、1本の支柱の助けも借りずに、しっかりと立っている。
 立地環境、樹勢、大きさ、どれをとっても素晴らしい。
 もちろん、この環境は、地元の方々が整備したものなのだろう。地元住民が注ぐ愛情も十分。
 全国的に見ても、特記に値するムクノキ名木と言ってよいのでなかろうか。
 
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