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名称 余川古寺の桜 (よかわこじのさくら) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 エドヒガン 樹高 10m(注2) 目通り幹囲 5.0m(注2) 推定樹齢 300年以上(注2) 所在地の地名 富山県氷見市余川字田地 〃 3次メッシュコード 5536−27−56 〃 緯度・経度 北緯36度53分09秒 東経136度57分25秒 氷見市指定天然記念物(1975年7月10日指定) 撮影年月日 2005年4月16日 注1)氷見市教育委員会が設置(設置年月不詳) 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による 大スギの五柱社(いつはしらしゃ)からは、東に1.5km、氷見スーパー農道の東に田地(たち)集落がある。 エドヒガンの巨木は、集落の北端のお宅の背後に立っている。 1991年に旧環境庁が刊行した「日本の巨樹・巨木林」には「健全度不良、枯死寸前」とあったので、会えるかどうか不安だったが、ご覧のように、美しい花を見せてくれた。 ただし、枝はかなり少なくなり、下部には若枝の姿が見えない。樹勢の衰えは隠せないようだ。 「古寺の桜」と命名されているが、私有物である。古寺の名は、背後の丘陵地一帯から、中世の宝篋印塔やら五輪塔やらが出土したことに由来するようだ。もとは桜の根元にも小祠があり、大日如来の石仏が安置されていたという。 ちょうど、ご主人が庭に出ておられたので、遠くから朝の挨拶を交わし、見学の許しを請うたら、大きな声で快諾の言葉が返ってきた。 家の横に、見学者用の歩道ができている。快く公開して下さっていることに感謝したい。 朝早かったこともあって、静かな環境で、ゆっくりと花を愛でることができた。 |
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