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名称 柳新田の桂 (やなぎしんでんのかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 32m(注2)
目通り幹囲 7.3m(注2)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 新潟県東蒲原郡阿賀町京ノ瀬柳新田(注3)
〃 3次メッシュコード 5639−43−45
〃 緯度・経度 北緯37度42分29.8秒
東経139度26分09.0秒
津川町指定天然記念物(1990年4月1日指定)(注3)
撮影年月日 2002年8月27日
注1)津川町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)現地の案内板による
注3)2005年4月1日、郡内4町村が合併して阿賀町誕生。旧行政区は津川町
津川駅の近くから、津川温泉を通って山越えし、旧三川村新谷に至る林道(?)がある。今の国道49号は阿賀野川の河岸に沿って会津と越後を結んでいるが、江戸時代の会津街道はこの林道(?)の辺りを通って新発田に抜けていた。阿賀野川のほとりに本尊岩の難所があったからである。街道は新発田藩の参勤交替路であり、多くの旅人が通った大切な道でもあった。
柳新田は津川側の最後の集落。今は人の往来も殆ど無い寒村だが、自動車道と並行して、4軒だけ残った家々の間を縫うように、旧街道の石畳が残されている。
桂の木は、そこから約15分山道を歩かなければならない。杉の若木がほとんどを占める山林の中を進んで行くと、少し開けた空間があり、中央にカツラが立っている。近くに湧水でもあるのか、地表をうっすらと水が流れている。
根元から2本の幹が出ている。1本はかなりの老木。もう1本は幹肌も美しく、直立して多くの葉をつけている。2本の樹齢はかなり違うようだ。
以前、子供の火遊びで、老木の根元が焦げたということだが、今日、人がここまで入り込むことはあまりなさそうだ。
ひこばえがたくさん根元から出ている。
20年も経ってから訪れると、ずいぶん太くなって迎えてくれるかも知れない。 |
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