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名称 中坪のヒイラギ (なかつぼのひいらぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ヒイラギ
樹高 6m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 800年(注2)
所在地の地名 栃木県矢板市安沢
〃 3次メッシュコード 5539−17−27
〃 緯度・経度 北緯36度46分22.9秒
東経139度57分58.7秒
矢板市指定天然記念物(1963年10月1日指定)
撮影年月日 2013年11月8日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)矢板市教育委員会が設置した標柱側面の説明による(設置年月不詳)
東北自動車道矢板インターの近くから、県道161号(下河戸片岡線)を東進。内川橋を渡った先、内川左岸の山裾に安沢集落の家々が散在する。
標記のヒイラギは、県道から北に150mほど入った旧家の庭先に立っている。
ヒイラギとしては国内最大級の老巨木だ。立ち上がってすぐに2幹に分かれ、各幹囲は、337cmと285cm(矢板市の公式サイトによる)。それぞれ単独に見ても、十分に上位を占める値である。
奥様とお会いして、お話を聞くことが出来た。
老木ゆえ、幹に空洞が広がるのは致し方ない。今でも樹勢は悪くないと思うのだが、奥様のお話では、昔はこんなものでなかったそうで、葉が密に繁り、向こうが透けて見えないくらいだったとおっしゃる。さぞかし、見事だったことだろう。
前述のように、天然記念物指定名称は「中坪のヒイラギ」なのだが、根元の標柱(矢板市教委設置)には「下坪のヒイラギ」とある。その齟齬について尋ねてみると、意外な答えが返ってきた。中坪も下坪もこのあたりの地名だが、実はここではない。ここは山根だという。どうしてそのような名になったのかはわからないとのこと。一体どういうことなのだろう?
余談だが、奥様はとても朗らかで気さくな感じの方で、別れ際に、採りたてのサトイモをお土産に下さった。(美味しい里芋だった) この場を借り、再度お礼申し上げたい。 |
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