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画像:日吉神社のトチノキ


画像:日吉神社のトチノキ(全景)


画像:日吉神社のトチノキ(幹と並ぶ)
  名称 日吉神社のトチノキ
    (ひよしじんじゃのとちのき)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)
樹種 トチノキ
樹高 23m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 新潟県糸魚川市山寺
 
〃 3次メッシュコード 5537−37−12
 
〃 緯度・経度 北緯36度56分08.6秒
           東経137度54分29.9秒
記念物指定等 なし
撮影年月日 2002年4月28日(左の写真)
        2014年8月31日(少し大きめの画像)

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 山寺の日吉神社の境内に入ると、100年ほど時代を遡ってタイムスリップしたような気分に陥る。と言っても、もちろん100年前の世界を見たことがある筈がない。そのように錯覚させる何かがこの神社にはあるのだ。
 まず、参道入口のこの大トチノキをはじめ、目通り3mを超すスギ・ケヤキ・トチノキの巨木が十数本、無造作に、文字通り林立していることに驚く。それも、特別に手をかけている風でもなく、「何の不思議があるか」といわんばかりに、ごく当たり前な顔をして立っている。
 日吉神社は、国の重要無形文化財「おててこ舞」の舞台でもある。
 毎年9月1日の「延年」に、花模様の扇を持つ稚児の舞いが奉納される。この「おててこ舞」を支えているのが、戸数30戸に満たない山寺集落の人々だ。
 「延年」の由来さえ定かでなくなるほどの長い間、営々と歴史の糸を紡ぎ続けた当地の人々のことも、頭の隅にあったのかも知れない。
 巨木の影から、絣の着物を着て草履を履いた子供がにこにこ笑いながら出てくるのではないか。そんな思いを抱かせる神社だった。
 
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