|
|||||
名称 薬師ザクラ (やくしざくら) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 エドヒガン 樹高 15m(注2) 目通り幹囲 8.0m(注2) 推定樹齢 伝承1200年 所在地の地名 山形県西置賜郡白鷹町高玉字薬師堂 〃 3次メッシュコード 5740−10−93 〃 緯度・経度 北緯38度10分08.5秒 東経140度02分20.5秒 山形県指定天然記念物(1955年8月1日指定) 撮影年月日 2005年4月30日 注1)1992年9月に白鷹町教育委員会が設置 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による 県道254号(高玉広野線)が県道11号(長井白鷹線)に突き当たるところが字薬師堂。小さな御堂とエドヒガンの古木がある。 この辺りでは、年を経た桜の独立木を「古典桜」と称しているようだ。このエドヒガンも、まさしく「古典桜」に属する。 幹には大きな空洞があり、頂部を失った姿からは往年の勢いが想像できないが、それでも健気に多くの花をつけている。 小さな薬師堂は、北に1kmほど離れた曹洞宗瑞龍院に所属する。このサクラも瑞龍院のものだ。 瑞龍院は、享徳2年(1453)、領主伊達持宗が物外性応を開山に請じて創建したと伝える古刹。文明年間(1469〜87)には勅使が下向したこともある。広大な寺地を有する大寺院だったのだろう。 伝承ではしかし、サクラの方がかなり先輩である(ここにも釜ノ越ザクラ同様、坂上田村麻呂伝説がある)。 1200回目(?)の開花も、見事なものであった。 |
|||||