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隣に立つ「勝彌桜」 |
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注1)白鷹町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)現地の案内板による
注4)その後、2013年11月29日、山形県指定天然記念物となった
樹名の「釜ノ越」は、昔の地名。
遠く朝日連峰の残雪を背景に、釜の越農村公園の一角に立っている。なかなかの巨木ではあるが、案内板の胸高周囲6mは、ちょっとオーバー。旧環境庁データの方が真実に近そうだ。
後三年の役を想定してだろうか、八幡太郎義家がこの辺りに布陣した際、大石を用いて竈を築き、兵糧を炊き出したとする伝説がある。樹下に見える大石がその石であり、釜ノ越の地名は、その故事に因むと伝えられている。
すぐ隣には、若く美しい「勝彌桜」がある。約80年前、影山勝彌翁が、釜ノ越ザクラの実生苗を植えたものだという。
百年後にも、親子で美を競ってくれるだろうか。
※残念ながら枯死。2019年に文化財指定も解除された(2019/11/11追記) |
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