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画像:薬師神社のケヤキ(幹と並ぶ)

画像:薬師神社のケヤキ(かつての大ケヤキ)
名称 薬師神社のケヤキ (やくしじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)
樹種 ケヤキ
樹高 23mほか(注1)
目通り幹囲 5.7mほか(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 山形県天童市成生(なりう)
 〃 3次メッシュコード 5740−42−58
 
〃 緯度・経度 北緯38度22分51.4秒
           東経140度20分59.0秒
天童市指定天然記念物(1961年3月3日指定)(注2)
撮影年月日 2004年8月3日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)案内板には「ケヤキ林」とあった。どうやら社叢全体が指定されたということらしい





 乱川(みだれがわ)扇状地の扇端部にあたるこの地域には、ケヤキの巨木が多い。この薬師神社に目通り5.5m前後の5本をはじめとして、3mを超えて、いわゆる巨樹の範疇にあるものが12本、近くの稲荷神社にも7.3m、5.9mなどがある。
 案内板には8.5mの大ケヤキも紹介されている。社殿の左後方にあるのがそれ(下写真)。
 主幹はとうに失われ、内部にできた空洞がどんどん広がって、すでに全周の半分近くを飲み込んでしまった。滅びの姿である。
 しかし、ほんの皮1枚ではあるが、確かに生きている。たおやかな若い細枝と、朽ちてゆく巨体。生命の鎖は、このように繋がれてゆくのだと、もっともドラマチックな形で示しているように思えた。
 
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