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画像:弥彦の婆々杉

画像:婆々杉への道
 宝光院から婆々杉に至る参道
名称 弥彦の婆々杉 (やひこのばばすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 7.1m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦
 〃 3次メッシュコード 5638−46−46
 
〃 緯度・経度 北緯37度42分31.7秒
           東経138度49分33.6秒
新潟県指定天然記念物(1952年12月10日指定)
撮影年月日 2003年7月27日

注1)所有者宝光院の前に環境庁・新潟県が連名で設置(設置年月不詳)。ただし正式な天然記念物指定名称は「弥彦の婆々スギ」とカタカナ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)現地の案内板による





 弥彦競輪場の北に真言宗宝光院がある。本堂横をくぐって杉木立の中を進んで行くと、やがて正面に婆々杉が見えてくる。脇の方から通じる道も無くはないが、ここはやはり宝光院のご本尊に手を合わせてから婆々杉に会いに行きたい。
 婆々杉の「婆々」とは弥三郎婆のことである。
 弥三郎婆については、各地にさまざまな伝承のバリエーションがあるが、概ね次のようなものである。
 ふとしたことから悪行の限りを尽くすようになったが(新潟県六日町には、孫を抱いて子守をしているうちに、可愛さ余って、つい喰い殺してしまったという話が伝わっている)、ある時点で諭されて目覚め、以後は善人となって幼い子を守る誓いを立てた、というものである。
 宝光院では弥彦神により妙多羅天女となったと伝えており、婆々杉の根元に妙多羅天の石碑がある。
 婆々杉の名は、その威容に霊力を感じて名付けられたと想像するが、改心した弥三郎婆が、この木の下に住み着いたからとする伝承もあるようだ。
 
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