ページタイトル:若宮神社のカゴノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:若宮神社のカゴノキ(幹と並ぶ) 名称 若宮神社のカゴノキ
    (わかみやじんじゃのかごのき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カゴノキ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 600年(注2)
所在地の地名 岡山県美作市東谷上(金原)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5234−52−72
 〃 緯度・経度 北緯35度08分57.8秒
           東経134度16分49.6秒
美作市指定天然記念物(1969年4月5日指定))
撮影年月日 2016年3月25日

注1)「東美作路名木百選」に選ばれたことを示す標柱(勝英地方振興局が設置。設置年月不詳)。なお天然記念物指定名称はこれと異なり、「戸国のカゴノキ」
注2)それとは別に、美作市教育委員会が設置した簡単な解説板(設置年月不詳)による
注3)2005年3月31日、2つの郡にまたがる5町1村が合併して美作市誕生。旧行政区は勝田郡勝田町





 ツズラ山(724m)の西南西約1.8km。東谷川(ひがしだにがわ)の谷沿い、金原(かなばら)と逸谷(いつたに)の二つの集落の間、東側山裾に立つカゴノキ。
 根元に小さな祠がある。これが若宮神社だと思われるが、鳥居ひとつあるわけでなく、神社を目当てに探すと、むしろ分からないかも知れない。お訪ねになるなら、カゴノキ自身を目標とする方がよいと思う。
 私が訪ねたのは、雪が舞う寒い朝。まだ8時前。
 風景が色を失うほどではないにしろ、空がどんより重く、カゴノキの周囲は、色彩画と墨絵の中間くらいの光。あちこちに見える花盛りのマンサクも、この光の下で、ごく控えめに存在を主張している。
 すばらしいカゴノキである。失われた大枝も多いが、これだけの巨木にして、まだ背が高いことだけでも驚きだ。
 寒さなど忘れて、思わず興奮してしまった。
ボタン:岡山県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る