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名称 牛尾神社の安産杉
(うしおじんじゃのあんざんすぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スギ
樹高 24m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 新潟県佐渡市新穂潟上(注2)
〃 3次メッシュコード 5738−03−45
〃 緯度・経度 北緯38度02分30.0秒
東経138度26分36.6秒
佐渡市指定天然記念物(2004年3月1日指定)
撮影年月日 2014年10月19日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2004年3月1日、佐渡島内の全市町村が合併して佐渡市誕生。旧行政区は佐渡郡新穂村
加茂湖南端にある道の駅「芸能とトキの里」から、県道65号(両津真野赤泊線)を挟んで反対側(南側)高台に牛尾神社が鎮座する。神社そのものは見えないが、県道沿いに石造の社号標が立ち、奥の方に鳥居も見えている。県道脇に駐車スペースもある。(実は、これが裏参道なのだが)
裏参道を登ったら、いきなり拝殿の横に出た。
明治34年(1901)の建立で、規模も大きく、なかなか立派な拝殿である。拝殿を飾る彫刻群は市指定文化財。建立の翌年から5年の歳月をかけて彫られたという。
拝殿の右手(向かって左)には広場があり、その先に能舞台がある。これも拝殿と同年の再建だそうで、こちらは新潟県指定有形民俗文化財。毎年6月12日の宵宮に薪能が奉納される現役の能舞台である。民俗文化財とされたのは、建築物としての評価よりも、現在もなお薪能の舞台であるという事実が大きく評価されたように思われる。
安産杉は、表参道のすぐ脇。能舞台を望む位置に立っている。安産のみならず子授けにも御利益があるようで、孕杉(はらみすぎ)の別名もあるという。
幹には願い事を記した絵馬がたくさん掛かっていた。馬が描かれた絵馬もあるが、それよりも犬張子の絵が多いのは、いかにも安産杉らしい。
安産杉の樹勢はすばらしく良好そうに見える。最頂部から最下部まで密に葉をつけている。こんなスギであれば、さぞ母子共に健康な出産を約束してくれそうである。
実測したわけではないが、参道面から見たときの幹囲も、上記データより大きいように思われた。 |
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