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社殿に向かって右奥に立つクスノキ
↑二の鳥居の横に立つクスノキ
↓境内入口のクスノキ
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名称 瓜生野八幡神社のクスノキ
(うりゅうのはちまんじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 クスノキ
樹高 25mほか(注2)
目通り幹囲 9.6mほか(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 宮崎県宮崎市大瀬町(平松)
〃 3次メッシュコード 4731−73−71
〃 緯度・経度 北緯31度58分46.4秒
東経131度23分24.7秒(注3)
国指定天然記念物(1951年6月9日、「瓜生野八幡のクスノキ群」として、境内のクスノキ16本を一括指定)
撮影年月日 2012年8月2日
注1)宮崎市教育委員会が設置した案内板(設置年月不詳)には「瓜生野八幡神社のクスノキ群」とあったが、私のサイトでは「群」の文字を省いた
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)これは、境内で最大の個体(左上図)の位置
瓜生野という地名は全国、さまざまな地域で見られる。ウリがよく実る土地というような意味だろう。西日本など、比較的温暖な地に多いようだ。
現在の住所は大瀬町だが、すぐ東隣の大字名は瓜生野である。八幡神社があるこの辺りも、かつては瓜生野と呼ばれていたと思われる。
案内板によれば、ここに八幡神社が勧請されたのは天平9年(737)という。今から1300年ほど昔の話だ。
以来、ずっと現在地に留まった。ずいぶん長い歴史をもつことになる。これだけのクスノキでも、神社の歴史には及ばないのでなかろうか。明治4年(1871)までは瓜生野八幡宮と称していたが、現在は、単に「八幡神社」が正式名称である。
境内に立つ16本のクスノキが国から天然記念物指定を受けた。そのうちの3本が特にすばらしい。
大きさの順で言うと、まず、本殿斜め後方のクスノキ。
盛夏で草が茂っていること、そちらへの扉が普段は閉まっていることから、遠くから見るだけで、根元まで行く人は少なそうだ。(私は神社関係者の許可を得て入らせていただいた)
次いで、二の鳥居に向かって右に立つクスノキ。これは、下から見たときの根の広がりがすばらしい。
3番目は、入口左手に立つクスノキ。大枝が奔放に伸びる姿が印象的。
いずれも、なかなかのものである。
国天然記念物でありながら、直接手で触れることが出来るのも嬉しいことだ。 |
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