ページタイトル:漆沢阿弥陀堂のカツラ 当サイトのシンボルマーク

画像:漆沢阿弥陀堂のカツラ(幹と並ぶ) 名称 漆沢阿弥陀堂のカツラ
    (うるしざわあみだどうのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 6.3m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県東蒲原郡阿賀町広谷(漆沢)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5639−33−06
 〃 緯度・経度 北緯37度35分33.3秒
           東経139度27分14.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2018年9月23日

注1)まったくの目分量
注2)地表面から1.3mの高さにおける幹囲を実測
注3)2005年4月1日、郡内4町村が合併して阿賀町誕生。旧行政区は上川村





 阿賀野川の支流の一つ、常浪川(とこなみがわ)のさらに支流に高谷沢川があって、その最上流部の集落が漆沢である。国道49号常浪橋から8kmほど南に入った山中の小集落だ。
 今は新潟県だが、江戸時代、この辺りは会津藩領だった。地名の通り、ウルシの木を栽培していたようだが、老木が多かったうえに風霜害がひどく、割当てられた量のウルシを採取するのは容易ではなかったようだ。(平凡社「新潟県の地名」による)
 集落の西、隣村の袖(そで)への峠道の途中に阿弥陀堂がある。(地理院地図では神社マークになっているが、仏堂である)
 その境内、御堂のすぐ横に左図のカツラが立つ。単幹の大カツラだ。(このカツラも「新潟の大杉と天然杉」のOさんから教えていただいた。感謝)
 立地場所からみて、「お香の木」として植えられた可能性が大きいように思うが、間違っているかも知れない。
 境内はときどき手入れされているようだが、カツラは脇芽や蘖(ひこばえ)もそのままに、自然児の顔。
 これもまた悪くない気がする
 なお、大きさはまだ物足りないが、境内のアスナロも良い。(アスナロは阿賀町指定天然記念物)
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