ページタイトル:運川寺のタラヨウ 当サイトのシンボルマーク

画像:運川寺のタラヨウ 名称 運川寺のタラヨウ (うんせんじのたらよう)
名称の典拠 「巨樹と花のページ
樹種 タラヨウ
樹高 10m(注1)
目通り幹囲 3.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 奈良県吉野郡川上村東川(うのがわ)
 〃 3次メッシュコード 5135−47−45
 〃 緯度・経度 北緯34度22分14.6秒
           東経135度56分41.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年7月26日

注1)「巨樹と花のページ」による





 このあたり、かつての国道169号はずっと吉野川沿いを走っていたのだが、昭和48年(1973)に五社トンネルができて、一部が国道から外れた。東川もそのひとつ。
 曹洞宗龍谷山運川寺は吉野川右岸、集落の南側山裾にある。
 川上村公式サイトの観光情報によると、伝えられる開創年は応永3年(1396)。僧雲祥(うんしょう)が書写した大般若経600巻(村指定文化財)が残されている。
 参道石段が直角に曲がるところに左図のタラヨウが立つ。幹囲はやっと3mに達したところだが、スギやクスノキならいざ知らず、タラヨウの巨木は極めて少ない。これでもタラヨウとしては十分に誇れる大きさである。(訪問時現在、環境省巨樹データベースに奈良県からはタラヨウの登録なし。このタラヨウが奈良県随一かも知れない)
 かなりの古木のようで、幹の内部はまったくの伽藍堂。でも、樹勢は良好で、発色の良い葉をたくさんつけている。
 樹勢が良いことは喜ぶべきなのだが、しかし、頂部が重くなると倒壊の危険性は増す。この姿で大きな外力を受けたらひとたまりも無さそうだ。
 ここ東川で、吉野川は向きを大きく180度変える。道路でいえばヘアピンカーブだ。
 そんな地形で、四方を山に囲まれていることがタラヨウにとって幸いだったと思われる。
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