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名称 卯子酉神社の桜 (うねとりじんじゃのさくら) 名称の典拠 なし 樹種 エドヒガン 樹高 不明 目通り幹囲 3m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 岩手県遠野市下組町(しもくみちょう)11地割 〃 3次メッシュコード 5841−74−81 〃 緯度・経度 北緯39度19分31.0秒 東経141度30分49.6秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2024年4月18日 釜石自動車道遠野インターチェンジの東方約1km、猿ヶ石川(さるがいしがわ)左岸、愛宕橋南詰め近くに卯子酉様(うねどりさま)と通称される卯子酉神社がある。 遠野市公式ウェブサイトの遠野遺産紹介ページによれば、遠野の村兵(むらひょう、注2)に奉公していた普代村出身の平兵衛(港屋)が文久年間(1861〜64)に故郷の卯子酉明神(現在の鵜鳥神社)の分霊を勧請したのが卯子酉神社の始まり。 昔、神社の後ろには猿ヶ石川の古い流路跡が残り、そこに片葉の葦が茂っていた。恋する人と結ばれたいと願う者は、願いを紙に書いて葦に結びつけると思いが叶うとの伝説があったらしい。 現在、池は無く、葦も生えていないが、変形された伝説が継承されている。 今は赤い布に願いを書き、その布を左手一本のみで結びつけることが出来れば願いを聞き届けてもらえるということである。 「少し大きめの画像」をご覧になっていただければおわかりと思うが、神社にはおびただしい数の赤布が奉納されている。卯子酉様にはせっせと願いを叶えていただいて、日本の人口減を少しでも阻止していただきたいものだ。(なかには平和祈願の赤布もあったが) 社殿の背後にスギが並び立ち、さらにその後ろに標記の桜が立っている。 花色の淡いエドヒガンである。巨木としてはまだ若いように見える。訪ねた時は満開から散り初めに変わろうというタイミング。 せっかく美しい姿を見せてくれたのに、黄砂に煙る灰色の空が恨めしかった。 注2)遠野の豪商村上兵右衛門 |
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