ページタイトル:鵜鳥神社夫婦杉 当サイトのシンボルマーク

画像:鵜鳥神社夫婦杉 (幹と並ぶ) 名称 鵜鳥神社夫婦杉 (うのとりじんじゃめおとすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2) 実際はもっと低い
目通り幹囲 6.9m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 岩手県下閉伊郡普代村字卯子酉
 〃 3次メッシュコード 6041−06−08
 〃 緯度・経度 北緯40度00分36秒
           東経141度51分00秒
普代村指定天然記念物(1984年10月1日指定)
撮影年月日 2017年5月12日

注1)設置者名・設置年月とも不詳。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)普代村公式ウェブサイトの文化財紹介ページによる





 普代村役場の西方3.3kmほどのところに卯子酉山(うねとりやま、424m)が聳え、その東麓に鵜鳥神社(うのとりじんじゃ)の遙拝殿がある。
 案内板によると、もとは卯子酉大明神、あるいは卯子酉神社(うねとりじんじゃ)と称していたが、明治になって鵜鳥神社に改めたらしい。しかし、お上(かみ)の事情で名前が変わっても、人の心はそう簡単には変わらず、今も「うねどり様」と呼んで尊崇する人が多いようだ。
 平凡社「岩手県の地名」によれば、かつての本殿は卯子酉山頂にあったというが、地図で見ると、現在の奥宮(本殿)は山頂でなく、稜線を越えた先、北西に延びる支尾根上にある。
 遙拝殿から奥宮まで、山道の参道が続いていて、その途中、歩き始めて10分ほどのところに、左図の夫婦杉が立つ。
 夫婦杉の名は、途中で2幹に分かれる姿を一心同体の夫婦に見立てたものだろう。外から見た感じでは、スギは合体木ではなく、もともと1本のスギのように思われる。
 なかなか立派な大杉だ。
 夫婦杉の姿は、遠く普代沖の海上からも見えるそうである。
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