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名称 白檀 (びゃくだん)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 サワラ(ヒヨクヒバ)
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 4.3m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 宮城県栗原市鶯沢南郷(関の上)(注4)
〃 3次メッシュコード 5840−17−84
〃 緯度・経度 北緯38度49分17.6秒
東経140度55分34.5秒
栗原市指定天然記念物(1980年1月11日指定)
撮影年月日 2016年5月15日
注1)旧鶯沢町教育委員会が設置(設置年月不詳)。一方、栗原市公式サイトの文化財一覧表には「糸ひば」の名前で載っている
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)河北新報社「宮城の巨樹・古木」による
注4)2005年4月1日、栗原郡内10町村が合併して栗原市誕生。旧行政区は栗原郡鶯沢町
誤解の無いよう、冒頭にお断りしておくと、この木は、香木として知られるビャクダン(Santalum album)ではない。
では、何故、白檀と呼ばれたかというと、地方によっては、ビャクシン(柏槙=イブキ)のことをビャクダンと呼ぶことがあるようなのだ。この木は、もちろんビャクシンでもないのだが、細かい差異を気にしなければ、確かにビャクシンに似ている。ヒヨクヒバとビャクシン、ビャクシンとビャクダンという二重の誤解から付けられた名前だと思われる。
ヒヨクヒバとして見ても、なかなか堂々とした樹形をしている。ヒヨクヒバ名木の一本としてよいのでなかろうか。
二迫川(にはさまがわ、にのはさまがわ)右岸、川近くの民家の前庭に立っている。 |
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