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名称 打越天神のクス (うちごしてんじんのくす) 名称の典拠 環境省巨樹データベース 樹種 クスノキ 樹高 20m(注1) 目通り幹囲 9.8m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 熊本県宇土市栗崎町 〃 3次メッシュコード 4830−75−92 〃 緯度・経度 北緯32度40分08.2秒 東経130度39分07.2秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2011年8月7日 「栗崎の天神樟」の南500mほどのところに、このクスノキが立っている。両者の間には、小さな山が立ちはだかっているので、互いに姿を認めることは出来ないが。 このクスノキに会うためには、東の方から打越集落に入るのがわかりやすいと思う。水田の間に作られた道をまっすぐ集落に近づくと、高台に立つこのクスノキが自然に見えてくる。 「栗崎の天神樟」の案内板にこのクスノキのことが載っていた。宇土半島のクスノキ巨木として、昔から知る人ぞ知る巨木だったのだろう。 幹に細い注連縄が巻かれ、周囲に玉垣(一部)が見られることから、「栗崎の天神樟」同様、このクスノキも信仰対象であったと考えられる。確かに、崇めて接するに足る体格である。 太い幹は、谷側に向かって伸びている。かつては山側に向かう幹もあったのかも知れないが、失われてから時間が経ったのだろう。上方に伸びる小枝が、もうかなり太くなっている。 高台の縁に立つものだから、根の一部はむき出しとなり、それがまたこの木の力強さを増しているようだ。 もっと世に知られていいクスノキ巨木だと思われる。 |
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