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名称 内出のサクラ (うちでのさくら) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 エドヒガン 樹高 19m(注2) 目通り幹囲 3.3m(注2) 推定樹齢 220年(注2) 所在地の地名 福島県郡山市西田町土棚字内出 〃 3次メッシュコード 5640−13−55 〃 緯度・経度 北緯37度28分04.6秒 東経140度26分35.9秒 郡山市指定天然記念物(2002年12月24日指定) 撮影年月日 2023年4月4日 注2)上記案内板による この地方では、滝桜に代表されるように赤味の濃い花をつけるシダレザクラが多い。それらのなかにあって、この「内出のサクラ」は、花色の淡いシダレザクラである。当地における希少性と樹冠の大きさが見事なことから天然記念物に指定されたと思われる。 案内板によると、所有者の祖先が文政年間(1818〜30)に讃岐の金毘羅詣に出かけた。その際に 苗木を現地から持ち帰り、記念として植樹したのがこの木だと伝えられているらしい。 ところで、私はこれまで、エドヒガン・アズマヒガン・ウバヒガンは同一種(標準和名はエドヒガン)の異称だと思っていた。しかし案内板の説明では、ウバヒガンは滝桜とは別の「樹種」だとしている。 同じエドヒガンでも、花色が濃いのも薄いのもある。枝垂れるのも枝垂れないのも。花が大きくまとまるものも、比較的疎らなものも。ヒトの皮膚の色や目の色、髪の色が違うように、それらは個体差の範囲で、いわば個性の一つと思っていたのだが…。 |
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