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名称 爪喰稲荷境内の杉 (つめくいいなりけいだいのすぎ) 名称の典拠 現地の標柱(注1) 樹種 スギ 樹高 35m(注2) 目通り幹囲 6.1m(注2) 推定樹齢 300年以上(注2) 所在地の地名 岩手県遠野市土淵町栃内(新田) 〃 3次メッシュコード 5941−04−68 〃 緯度・経度 北緯39度23分21秒 東経141度36分30秒 遠野市指定天然記念物(1983年5月1日指定) 撮影年月日 2008年8月7日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による 国道脇に樹名を記した標柱が立っているのだが、標柱はかなり古く、見落としやすい。 大杉が立つ裏山へは、屋敷内を通過させていただく以外にない。標柱に最も近い家を訪ねたところ、そこが所有者のお宅だった。 侵入と撮影の許可を得て、大杉に向かった。(快諾してくださった) 爪喰稲荷は畑の先、山裾にある。大杉は小ぶりな社殿の前方に立っている。上図は正面から、下図は側面から撮影したもの。 根元付近から大枝をたくさん出している。国天然記念物「将軍杉」を小さくしたような樹形だ。将軍杉では、一夜にしてスギが地面に潜ったとする伝説があるが、ここではどうなのだろう。 樹高は標記データほど高くない。下から見上げると、幹は円柱ではなく円錐のよう。それが燃え上がる火焔のようにくねって取り巻く支幹と相まって、特徴的な姿を形成している。 もしかしたら、他のスギと違うこの姿が珍しいと、天然記念物指定を受けたのだろうか。 |
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