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名称 東霧島神社のクスノキ
(つまきりしまじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 50m(注1) 実際はずっと低い
目通り幹囲 9.3m(注1)
推定樹齢 1000年(注2)
所在地の地名 宮崎県都城市高崎町東霧島(注3)
〃 3次メッシュコード 4731−60−05
〃 緯度・経度 北緯31度50分42秒
東経131度03分41秒
高崎町指定天然記念物(1982年指定)
撮影年月日 2012年8月5日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)「みやざきの巨樹百選」案内板による
注3)2006年1月1日、都城市に合併。旧行政区は北諸県郡高崎町
案内板によれば、東霧島神社は孝昭天皇(記紀による在位年はB.C.475〜B.C.393)の頃に創建されたとする伝説があるようだ。史実としては、孝昭天皇そのものも実在しなかったとする説が一般的なようだから、このあたりの社史は、まさしく伝説に過ぎなかろう。
その後、神社は、霧島山の噴火に埋もれてしまったが、応和3年(963)、性空上人(しょうくうしょうにん)が再興したと伝えられている。(これも案内板より)
本殿に続く長い直線の石段は自然石を積んだもの、石の不揃い感が一種独特の雰囲気を醸して面白い。鬼が一夜にして積み上げたとの伝説があり、「鬼磐(岩)階段」の名がある。
その石段の上り口に、このクスノキが立っている。
根の近くが大きく膨らみ、そこから幹に向かって急に細くなる。印象としては、データよりもかなり細く感じる。
クスノキの名は「幸招大楠」。まさか、幸は大楠を招くと読むのではなかろう。このクスノキは幸福を招く大楠だという意味に受け取った。
見ると、根元に大きな穴があり、潜り抜けられるようになっている。階段もあり、手摺りもある。この穴を通ると御利益があるということのようである。 |
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