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名称 都萬神社のハナガガシ (つまじんじゃのはなががし) 名称の典拠 なし 樹種 ハナガガシ 樹高 15m(注1) 目通り幹囲 4.4m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 宮崎県西都市妻 〃 3次メッシュコード 4831−13−32 〃 緯度・経度 北緯32度06分55.6秒 東経131度24分18.0秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2012年8月1日 ハナガガシ(葉長樫)は、九州と四国の一部地域に自生する日本固有種で、環境省「レッドブック」で「絶滅危惧種」に指定されている貴重なカシだ。 大きいものは幹囲3mを超え、いわゆる「巨樹」にまで成長する。環境省データベースを見ると、2012年7月現在、ハナガガシの巨樹は14本。そのうち11本は宮崎県にある。 さらに宮崎県内の内訳は、日向市の福瀬神社に5本、そしてこの都萬神社に3本。県内の大半はこの二つの神社にある。 左図は、東側に開いた参道を入って右手に立つハナガガシ。幹囲でいえば、福瀬神社の2個体に次いで、全国第3位の大きさだ。 幹をマメヅタが這い上がり、本来の樹肌を隠している。見る角度にもよるが、まったく緑一色に見えることもある。樹種がわかりにくいかも知れない。 せっかくの貴重種がここにあるのに、クスノキの巨樹たちに目を取られてしまいがちなのが残念である。 |
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