ページタイトル:椿坂のカツラ 当サイトのシンボル

画像:椿坂のカツラ(全景)

画像:椿坂のカツラ(幹と並ぶ)
名称 椿坂のカツラ (つばきざかのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 7.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 滋賀県長浜市余呉町椿坂(注2)
 〃 3次メッシュコード 5336−31−34
 〃 緯度・経度 北緯35度36分53.8秒
           東経136度10分26.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年9月21日


注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2010年1月1日、長浜市に合併。旧行政区は伊香郡余呉町





 近江と北陸を結ぶ国道365号は、ほぼ旧北国街道に沿って走っている。その途中、椿坂に曹洞宗桂照院があった。
 案内板によれば、この地は椿井氏が開いたところで、土地の名も椿井といったが、のち北国街道を警備する鈴木筑前守の領地となり、地名を椿坂と改めた。
 その後、鈴木氏は小谷城主浅井氏に仕え、4代重国が慶田寺(現奈良県櫻井市)4世見龍雲仲を開山に請じて桂照院を創立し、鈴木家の菩提寺とした。だいたい永禄年中(1558〜70)の頃である。(桂照院2世頤正全養は池原の全長寺開山となった)
 鈴木氏の保護を受けて続いた桂照院だったが、明治になって禄を失い、この土地を去ると、桂照院も衰微し、昭和の初めに廃寺となった。
 現在、桂照院跡には、建物は何もない。
 ただ、鈴木氏一族の墓塔と、大きなカツラが残るのみである。
 
ボタン:滋賀県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る