ページタイトル:豊平神社のケヤキ 当サイトのシンボルマーク

画像:豊平神社のケヤキ(幹と並ぶ) 名称 豊平神社のケヤキ (とよひらじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 秋田県秋田市豊岩豊卷字内縄尻
 〃 3次メッシュコード 5940−30−79
 〃 緯度・経度 北緯39度38分50.2秒
           東経140度06分44.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年5月16日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 豊岩豊卷地内、岩見川(いわみがわ)が雄物川(おものがわ)に合流する地点の左岸山裾に豊岩小・中学校があり、その南に豊平神社が鎮座する。
 拝殿には豊里山の山号額。よほど「豊」の字が好きな土地柄なのだろうか。
 拝殿内を覗くと、柱には「神社本廳(庁)指定貳(二)級巻王山蓮生寺豊平神社」と書いてある。ここでは神仏分離が実行されなかったらしい。秋田県神社庁の神社紹介ウェブページにも、祭神は聖徳太子と思姫大神(おもいひめのおおかみ)の2柱だとある(注2)。
 所蔵する聖徳太子像は鎌倉時代初期の作と推定されるそうで、県指定文化財(収蔵庫に保管)。菅江真澄(すがえますみ、1754〜1829)も訪ねたことがあり、当時は豊平神社でなく太子堂と呼ばれていたようだ。
 大ケヤキは鳥居のすぐ先。向かって左。
 秋田市から保存樹指定を受けている。

注2)仏教を巡る蘇我氏と物部氏の争いで蘇我氏と組み、仏教排斥派の物部氏を没落させた人物であるから、聖徳太子像は仏堂に安置されることが多いが、考えてみれば、聖徳太子は天皇家の一族であり、仏教を擁護する一方で神道を排斥したわけでもなさそうなので、神殿に祀られても不思議でないのかも知れない
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