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名称 東昌寺のマルミガヤ (とうしょうじのまるみがや) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 カヤ 樹高 18m(注2) 目通り幹囲 5.2m(注2) 推定樹齢 500年(注3) 所在地の地名 宮城県仙台市青葉区青葉町 〃 3次メッシュコード 5740−36−39 〃 緯度・経度 北緯38度16分57.5秒 東経140度51分52.1秒 国指定天然記念物(1995年3月20日指定) 撮影年月日 2008年8月26日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による 注3)上記案内板による JR仙山線北仙台駅の西に、藩祖伊達政宗を祀る青葉神社をはじめ、数座の神社と数ヶ寺の寺院が建ち並ぶ高台がある。臨済宗無為山東昌寺もそのなかの一つ。 弘安6年(1283)伊達氏4代政依が、現在の福島県伊達郡桑折町に創建したのが始まりで、開山は京都東福寺5世山叟恵雲。伊達氏8代宗遠のとき現在の山形県米沢市に移り、玉造郡岩出山町を経て、政宗のとき現在地に移った。2代藩主忠宗からは寺領300石を与えられている。これは「伊達五山」(「北山五山」とも)中、随一の石高であった。素晴らしい来歴をもつ名刹なのである。(平凡社「宮城県の地名」より。もっと詳しくは東昌寺公式HPを参照) 国天然記念物のマルミガヤは、寺の正面から塀の外を回り、墓地に向かうと、姿が見えてくる。 根元付近から2幹に分かれている。と言うか、もともと融合木だったのではないだろうか。かつては2mほどの高さまでぴったり癒着していたが、昭和28年(1953)頃から割れ目が出来てきたということである。 案内板に、このカヤは直径2.2cmの球形の種子をつけるとあった。マルミガヤの仲間うちでも特に丸いらしい。 平成7年に国天然記念物指定を受けるにあたり、樹形の美しさ、元気の良さとともに、丸みに秀でていることも考慮されたのだろうか。 |
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