ページタイトル:東光寺のナギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:東光寺のナギ(全景) 名称 東光寺のナギ (とうこうじのなぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ナギ
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 3.7m(注1)
推定樹齢 伝承700年(注2)
所在地の地名 和歌山県日高郡印南町印南
 〃 3次メッシュコード 5035−51−78
 〃 緯度・経度 北緯33度48分48.3秒
           東経135度13分21.1秒
和歌山県指定天然記念物(1994年4月20日指定)
撮影年月日 2014年3月21日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)現地の案内板による(1994年12月20日に和歌山県教育委員会と印南町教育委員会が連名で設置)





 西山浄土宗薬王山宝珠院東光寺境内に立つナギ。
 植物分類上、ナギは裸子植物に属す。スギやマツなども裸子植物だ。
 しかし、スギやマツの葉が針のように尖っているのに対し、ナギの葉は幅が広い。葉を1枚だけ示して種類を問えば、ユリ科植物の葉と間違う人が多いのではなかろうか。
 普通、ナギは漢字では「梛」と書くが、「竹柏」と書くこともある。竹のような葉を持つ松柏類ということだろう。
 熊野系の神社ではナギを神木としているという。
 ところで、ここ東光寺には、小栗判官の熊野詣で話に関わる伝説があるようだ(東光寺公式HPより)。
 地理上の位置、薬王山という山号(薬師如来を本尊とする寺ではときどきこの山号が見られる)、そしてこのナギの木も関わって、そのような伝説ができたのであろうか。
 和歌山県内のナギでは、新宮市の熊野速玉大社のナギに次ぐ巨木である。(2014年3月現在、環境省巨樹データベースによる)
ボタン:和歌山県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る