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名称 東湖八坂神社のケヤキ
(とうこやさかじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 14m(注1)
目通り幹囲 6.6m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 秋田県潟上市天王字天王(注2)
〃 3次メッシュコード 5939−67−77
〃 緯度・経度 北緯39度53分49.8秒
東経139度57分43.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年5月15日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)2005年3月22日、南秋田郡内の3町が合併して潟上市誕生。旧行政区は南秋田郡天王町
かつて八郎潟(はちろうがた)は、琵琶湖に次ぎ、国内第二の面積を持つ大きな湖だったが、水田造成のために大部分が陸地化され、湖の面積は10分の1強になった。
埋め立てられずに残された八郎潟調整池(残存湖)と秋田湾を結ぶ幅300mほどの水路である船越水道(ふなこしすいどう)の左岸(東岸)から150mほどのところに東湖八坂神社が鎮座する。JR男鹿線の天王(てんのう)駅からは西に350mほど。
江戸時代には牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)と称し、かつての天王村の村名もこの神社から派生したと思われる。久保田藩主佐竹氏の尊崇も厚く、幕末に至るまで、秋田十二社に列せられたという。
例大祭の統人(とうにん)行事が国の重要無形民俗文化財に指定されるなど、今も近隣ではよく知られる神社だと思うが、私が訪ねた理由は、環境省巨樹データベースに載る大ケヤキに会うため。
データでは双幹の大ケヤキで、2幹はそれぞれ350cmと308cmとされている。
もしも既に失われたのでなければ、恐らく駐車場の入口近くに立つ左図の個体がそうなのだろう。2幹の太さではだいたい合致している。
でも、これは隣接する2本のケヤキの根がくっついているだけで、どう見ても全体として一株であるようには見えない。ちょっと残念であった。
紹介は止めておこうかなとも思ったのだが、実は環境省データベースにないサイカチがたくさんあったのである。柔道の判定にならい、市指定天然記念物のサイカチ群と合わせて一本ということにして紹介することにした。(サイカチの紹介は「少し大きめの画像」で) |
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