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中央奥が大杉 |
名称 栃ヶ原神社の大杉 (とちがはらじんじゃのおおすぎ) 名称の典拠 「レッドデータブックにいがた」(注1) 樹種 スギ 樹高 25m(注2) 目通り幹囲 7.7m(注2) 推定樹齢 700年(注3) 所在地の地名 新潟県柏崎市高柳町栃ヶ原(注4) 〃 3次メッシュコード 5538−65−31 〃 緯度・経度 北緯37度11分48秒 東経138度38分39秒 高柳町指定天然記念物(1985年5月22日指定)(注4) 撮影年月日 2002年5月19日(初出写真) 2008年8月2日(掲載写真) 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による 注3)「にいがた巨樹・名木100選」による 注4)2005年5月1日、柏崎市に合併。旧行政区は刈羽郡高柳町 栃ヶ原は山中を縫って走る県道62号沿いの集落。その先はもう東頸城郡松代町である(市町村合併後、十日町市松代になった)。 南北に細く伸びる集落の西側に栃ヶ原神社がある。境内は狭いがスギやケヤキの巨樹が数本立っている。この大杉はもちろん筆頭格。高柳町内でも一番の巨樹である。 大杉は社殿に向かって左横にひっそりと立つ。主幹の上部が失われているのは残念だが、黒々とした幹は貫禄を感じさせるに十分だ。根元には小さな石祠。 「にいがた巨樹・名木100選」によれば、天和3年(1683)の検地帳にすでに大杉として記録されているという。江戸時代以前から小さな山村の歴史を見てきたわけだ。 ところで、2008年8月の再訪問時、神社近くの道路脇で、アナグマの子供が遊んでいるのを見つけた。そっと車を停めたのだが、残念ながら、気配を察して逃げてしまった。 そのうちの1匹が側溝に隠れたのを見ていたので、少し距離を置いた位置から覗いてみた。それが下の写真。 アナグマの方も、好奇心の誘惑から逃れきれなかったらしく、土管に姿を隠し、管口からこちらの様子を窺っている。 その姿が実に愛らしい。1枚だけ撮影できたが、このあと、姿を隠してしまった。 ※)2012年4月4日、強風のため倒壊。伐採されてしまった。天然記念物指定も解除された。(2013/4/7追記) |
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