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名称 外丸矢放神社の八本杉
(とまるやはなちじんじゃのはっぽんすぎ)
名称の典拠 「にいがた巨樹・名木100選」(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 11.3m(注2)
推定樹齢 伝承1200年(注3)
所在地の地名 新潟県中魚沼郡津南町外丸(とまる)
〃 3次メッシュコード 5538−45−32
〃 緯度・経度 北緯37度01分47.3秒
東経138度39分04.5秒
津南町指定天然記念物(1987年12月4日指定)
撮影年月日 2002年4月20日(初出写真)
2008年7月6日(掲載の写真)
注1)1999年に新潟県緑化推進委員会が刊行
注2)環境庁編「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)「にいがた巨樹・名木100選」による
信濃川が大きく蛇行し、左岸側が大きく迫り出した地点に外丸矢放神社がある。隣は外丸小学校。
今は県道49号となっているが、昔の信濃街道である。信濃川に沿って続く街道が、ここで小さな坂を上って段丘の上に出る。そこが参道の入口。
苔むす杉並木の参道を進むと広場があり、社殿と八本杉が向かい合うように立っている。
平凡社「新潟県の地名」によると、矢放神社の祭神は高皇産霊神ほか3柱。大同元年(806)創立の社伝は確かめてみようもないが、元徳(1329〜32)頃の文書の写しと称するものが伝わっているという。
同書は、八本杉に関する伝承も載せている。
もと同所に巨杉があったが、寛文9年(1669)の落雷で12日間も燃え続けた。その跡に植えられたのが現在の杉だという。
ならば樹齢は350年弱である。幹を1本ずつ見れば、そんなものかも知れないとも思う。だいたい幹肌が若々しい。
もしそうだとすれば、融合して現在の姿になることを想像して密植した先人に脱帽である。孫・子の代なんてものではない。失われたものを取り戻すのに、数百年スパンで考えていたなんて・・・。 |
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