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名称 土肥城址の二本杉 (といじょうしのにほんすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 不明
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 伝承640年(注2)
所在地の地名 秋田県横手市増田町増田字土肥館(注3)
〃 3次メッシュコード 5840−64−33
〃 緯度・経度 北緯39度12分08.9秒
東経140度32分31.8秒
横手市指定天然記念物(1980年2月5日指定)
撮影年月日 2007年8月6日
注1)目分量値
注2)2005年3月に増田町が設置した案内板による
注3)2005年10月1日、横手市に合併。旧行政区は平鹿郡増田町
増田小学校の敷地の一角に小さな社が祀ってあり、そこに1本の大杉が立っている。幹の片側には大きな空洞が開いていて、注連縄が掛けてある。「二本杉」というからには、ここにもう1本の幹があったのだろうか。
二本杉の立つ場所は低い土塁になっていて、空洞側とその反対側では、少し高低差がある。標記データは、環境省調査要領に則って高地側の1.3m上方で目測。空洞側から見れば、もっと太く感じる(メジャーを持参していたのだが、柵内に入って実測することは躊躇われた)。
土塁は、昔の土肥城の遺跡だということだ。
案内板によれば、貞治2年(1363)、小笠原義冬がここに築城する際、城の堅固と武運長久を祈って、愛する姫と生きた牛を人柱にした。その霊を弔うため植えた2本のスギが、この二本杉だという(伝承樹齢はそれに基づく)。
義冬は、このスギの成長を目にするたび、どんなことを思ったものだろうか。 |
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