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戸隠神社の一本杉 戸隠神社の社叢 |
名称 戸隠神社の一本杉 (とがくしじんじゃのいっぽんすぎ) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 スギ 樹高 33m(注2) 目通り幹囲 5.7m(注2) 推定樹齢 300年以上(注2) 所在地の地名 岐阜県郡上市和良町宮地字門の脇(注3) 〃 3次メッシュコード 5337−40−86 〃 緯度・経度 北緯35度44分36.4秒 東経137度04分29.1秒 岐阜県指定天然記念物(1998年7月3日指定) 撮影年月日 2004年8月10日 注1)屋根のついた立派な案内板(設置者・設置年月日とも不詳)。そばに岐阜県教育委員会が設置した標柱もあり、そちらの名は「戸隠神社の一本スギ」とスギがカタカナ。多分そちらの方が正式な天然記念物指定名称だと思うが、私は、どうも「一本スギ」の記法に馴染むことができない 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による 注3)2004年3月1日、郡上郡内の3町4村が合併して郡上市誕生。旧行政区は郡上郡和良村 国道256号の北に、一本杉が立っている。周囲には背の高い建物がないので、近くまで行くと自然に視界に現れる。 案内板によれば、天慶元年(938)、国津明神(くづみょうじん)が鎮座する際、参道入口の両側に一対のスギを植えた。しかし東側のスギは枯れてしまい、一本杉になったという伝承があるらしい。ならば、樹齢は千年を超えることになる。また、別の伝承では、建治元年(1275)、地頭橘頼綱が植えたともいう。 戸隠神社は、かつては和良保の総社で、九頭宮(くずのみや)と呼ばれていた。戸隠神社への改称は、明治7年(1874)のことである。音が一致する久津八幡宮(下呂市上呂、国天然記念物の大杉がある)と、何らかの関係があるのだろうか。 神社の社叢もなかなか立派で、そちらも県天然記念物だが、一本杉だけ少し離れているので、別個に指定された。 御神木ゆえ、枝払いをしていない。もちろん枯れ枝は取り除かれているけれども、低い位置から頂部まで、しっかりと枝をつけている。 水田の端にあって、栄養も十分なのかも知れない。勢いも姿も良い大杉である。 |
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