ページタイトル:轟の大カツラ ロゴ:人里の巨木たち

画像:轟の大カツラ(幹と並ぶ) 名称 轟の大カツラ (とどろきのおおかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 8.6m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 兵庫県養父市轟(注3)
 〃 3次メッシュコード 5334−04−27
 〃 緯度・経度 北緯35度21分13.7秒
           東経134度35分38.7秒
養父市指定天然記念物(1985年2月20日指定)
撮影年月日 2015年4月24日

注1)1998年3月に旧関宮町教育委員会が設置
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)2004年4月1日、養父郡内の4町が合併して養父市誕生。旧行政区は養父郡関宮町





 関宮(せきのみや)で国道9号と別れ、さらに5kmほど八木川(やぎがわ)を遡ったところが出合(であい)である。ここで八木川と出合川(であいがわ)が落ち合うことから名付けられた地名だろう。
 その出合から南へ、杉ヶ沢高原に向かう道がある。この道の途中にある唯一の集落が轟(とどろき)である。
 カツラの詳細位置が分からぬまま、轟集落に向かった。天然記念物なら、道のどこかに案内表示があるだろうと高をくくったのである。ところがさっぱり手がかりなし。
 困って、集落内で尋ねたところ、この方がとても親切な方で、わざわざ仕事の手を休め、カツラに至る道の入口まで先導して下さった。(最大限の感謝)
 入口は、出合から轟に至る道を3分の2ほど登ったところ。大きな180度左カーブの外側に開いている。
 カツラまで車で行けそうな気もしたが、大事を取って歩くことにした。距離は250mくらいだろうか。(2015年4月現在、地理院地図にこの道は載っていない)
 大カツラは、最初に横切る沢のほとりに立っていた。
 株立ちのカツラだが、根元は一つ。これくらいの大きさになると、根元から見上げるときには、さすがに巨大感を覚える。
 旧関宮町には、「別宮の大カツラ」がある。それに比べられると分が悪いが、比べさえしなければ、こちらだって十分な大カツラである。
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