名称　杜々の森のハリギリ　（とどのもりのはりぎり） 名称の典拠　なし 樹種　ハリギリ 樹高　２５ｍ（注1） 目通り幹囲　５．０ｍ（注1） 推定樹齢　不明 所在地の地名　新潟県長岡市西中野俣（注2） 　〃　３次メッシュコード　５６３８−０７−５８ 　〃　緯度・経度　北緯３７度２３分０８．０秒 　　　　　　　　　　　東経１３８度５８分２０．６秒 長岡市指定天然記念物（１９８２年３月３１日、「杜々の森」の名称で樹林全体を一括指定） 撮影年月日　２０２１年３月３１日 注1）「新潟の大杉と天然杉」による 注2）２００６年１月１日、長岡市に合併。旧行政区は栃尾市 　旧栃尾市南部の西中野俣に「杜々の森」と呼ばれるほぼ手つかずの森があって、天然記念物指定を受けている。 　スギについては神社施設近くに多く見られることから人の手で植えられた可能性があるが、それ以外は全体が落葉樹で覆われている。昔から樹木の伐採が禁じられ、百年ほど前の大正期までは女人禁制も敷かれていたというから、人が入ることもほとんどなかったのだろう。 　今も、むやみに立ち入らぬよう注意書があって、一般人は森を縁取る道路と神社の参詣路以外歩くことは出来ないが、そこから覗き見た限りでは、森のあちらこちらに巨木が散在しているように思われる。 　休日には、家族連れなど多くの人が杜々の森を訪ねる。それらの方々の大部分は周辺施設や湧水が目当てである。森の木々に関心を持つ人はごく少数派だ。 　しかしそうではあっても、せっかくの宝物を押し入れの奥にしまいっぱなしでは勿体ないと思う。巨木ファンとしては、湧水に悪影響がないようルートや施工方法を工夫して、森林浴や巨木・野鳥観察ができる散策路を設置していただけると嬉しいのだが…。 　ただし、左図のハリギリに会うだけなら、今でも難しくない。森の西縁に沿って走る県道（一般車通行禁止。徒歩は可）のすぐ脇に立っているからだ。 　新潟県内では最大のハリギリかも知れない。