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名称 橡谷のカツラ (とちだにのかつら) 名称の典拠 なし(注1) 樹種 カツラ 樹高 20m(注2) 目通り幹囲 9.2m(注2) 推定樹齢 200〜299年(注1) 所在地の地名 奈良県吉野郡上北山村小橡(ことち) 〃 3次メッシュコード 5136−10−71 〃 緯度・経度 北緯34度09分05.0秒 東経136度01分09.9秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2023年9月9日 注2)環境省「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による 国道169号(309号との重複区間)の道の駅「吉野路上北山(よしのじかみきたやま)」の南700mほどのところで、北山川に小橡川が合流する。合流地点の地名は河合(かわい)。そのものズバリの地名だ。 その河合で国道を離れ、小橡川に沿って県道226号(大台河合線)を3km弱走ると、対岸に大平瀬(おびらせ)の家々が見える。ここが橡谷(注3)の入口である。 カツラは、小橡川に架かる大平瀬橋を渡って約700m。見通しのきく川原に立っているので、自然に目に入る。 のほほんと近づいていったのだが、近くで見るとかなりひどい姿であった。 河川敷、それも水面ぎりぎりに立っているものだから、増水時はかなりの高さまで水に浸かりそうだ。上流側が大きく傷んでいるのは、「The B grade ・・・」のRYO-JIさんが書いておられるように、その影響だと思われる。過去に流木がぶつかることもあったかも知れない。 しかし、それだけではなく、水面に近い側は大きく抉れ、水に洗われたヒゲ根が多く見られた。さらには、倒れて間もないと思われる幹も。私が訪ねる少し前にも大雨被害があったようだ。 こんな様子だから、今は生長どころか痩せ細りつつあるのではないか。もはや9mまでの幹囲は無さそうに思われる。 逆に考えれば、これまでよく持ちこたえてきたものだと感嘆せざるを得ない。 注3)橡谷はこの谷の名前なのだろうが、同時にそこを流れる川の名前でもあるようだ。各地で「○○沢」と呼ばれる谷川と同様に認識されているのだろう |
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