ページタイトル:天狗山のイチイ

画像:天狗山のイチイ(幹と並ぶ)

 ↑ イチイ  ↓ トチノキ

画像:天狗山のトチノキ(幹と並ぶ)
  名称 天狗山のイチイ (てんぐやまのいちい)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチイ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 450年(注3)
所在地の地名 長野県諏訪市中洲神宮寺
 〃 3次メッシュコード 5338−71−80
 〃 緯度・経度 北緯35度59分37.8秒
           東経138度07分32.5秒
諏訪市指定天然記念物(1971年2月12日指定)
撮影年月日 2024年3月30日

注1)諏訪市教育委員会が設置した金属製のもの(設置年月不詳)。ただし、天然記念物指定名称は「天狗山イチイ」で、「の」はない
注2)環境省巨樹データベース(2018年計測)による
注3)上記案内板による





 中央道諏訪インターチェンジの南方山裾を通る県道16号(岡谷茅野線)の歩道上に旧杖突峠(つえつきとうげ)入口を示す道標(石柱)がある。
 傍らには案内板もあるのだが、案内板も道標そのものもあまり大きくないので、見落としてしまうかも知れない。
 そこが天狗山のイチイへの入口である。(自動車進入可。茅野市出身の建築家、藤森照信氏の不思議な建造物「空飛ぶ泥舟」「高過庵(たかすぎあん)」「低過庵(ひくすぎあん)」への入口でもある)
 この道を登って行くと、旧高部村の人たちの共同墓地があって、「熊野堂墓地」と名付けられている。
 墓地にはアカマツ巨木が2本。イチイは墓地の背後を登った所にあるというのだが、場所がよく分からないうえに、道が付いているわけでもなさそうだ。
 流れに沿って、舗装路をもう少し上まで行ってみることにした。車を置いて歩き始めると、すぐにイチイの姿が見えた。おおよその位置を確認し、改めて墓地に向かう。
 目星を付けた地点に向かって行くと、まず左下図のトチノキが見え、その先にイチイも見えた。(トチノキも市指定天然記念物)
 イチイであるから樹高は低いが、予想していたより傷みもなく、なかなか立派なイチイであった。
 根元に石祠が二つ。一つは守矢氏祝神の祠で、もう一つは天狗を祀ったもの。
 天狗山の小字名はここから出たものだそうである。
 
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