ページタイトル:西山辰街道の大桜 当サイトのシンボルマーク

画像:西山辰街道の大桜(幹と並ぶ) 名称 西山辰街道の大桜
    (にしやまたつかいどうのおおざくら)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ヤマザクラ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 350年(注2)
所在地の地名 栃木県那須烏山市八ヶ代(注3)
 〃 3次メッシュコード 5440−70−45
 〃 緯度・経度 北緯36度37分16.9秒
           東経140度03分46.2秒
那須烏山市指定天然記念物(1992年6月24日指定)
撮影年月日 2019年4月6日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)那須烏山市公式ウェブサイトによる
注3)2005年10月1日、那須郡内2町が合併して那須烏山市誕生。旧行政区は那須郡南那須町





 県道176号(杉山石末線)が那須烏山市と高根沢町との市境を越えるあたり、県道から少しだけ北に入った路傍に立つヤマザクラ巨木。
 那須烏山市公式ウェブサイトの大桜紹介ページによると、桜の西側、市境に沿って南北に走る細い道が「辰街道(将軍道)」らしい。
 このヤマザクラについては、昔、八幡太郎義家が奥州征伐でこの道を通り、ここで人馬を休めた。その際、桜の鞭を地に挿したものが根付いたとする伝説があるようだ。そのため、「「義家桜」として親しまれてい」るともあった。
 確かに、源義家を持ち出したくなるような大桜である。
 ただし現在は、上に伸びていたと思われる主幹を失い、市道に向かって横に伸びていた大枝も、全て途中で切られてしまった。かなり痛々しい姿である。
 でも、残った小枝の元気は良さそうだ。私が訪ねた時はまだ咲き初(そ)めたばかりだったが、満開時には美しい姿を見せてくれることだろう。
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