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名称 太良路神明神社のスギ
(たろじしんめいじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 50m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 奈良県宇陀郡曽爾村太良路
〃 3次メッシュコード 5136−61−21
〃 緯度・経度 北緯34度31分35.5秒
東経136度08分32.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年5月16日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
曽爾村役場の北方に、兜岳(かぶとだけ、920m)、鎧岳(よろいだけ、894m)の2峰が聳える。いずれも遠い昔に倶留尊山(くろそやま、1037m)から噴出した溶岩から成る山で、屏風岩、兜岩、鎧岩と名付けられた岩壁は、「柱状節理ノ熔岩層ガナセル絶壁トシテ標式的ノモノナリ」として国の天然記念物に指定されている(1934年12月28日指定)。
鎧岳の東(やや南)に約1.1km、青蓮寺川の対岸に神明神社が鎮座する。
石垣を築いて境内平面を道路より高く作ってある。神社に近づくと、車窓からも大杉の姿が見える。
拝殿の後方、本殿を囲む玉垣の内側に、目立つスギが2本並んでいて、一本はいわゆるウラスギ、もう一本はいわゆるオモテスギで、同じスギの仲間とは言え、幹や樹冠の形がずいぶん異なる。
左図は、ウラスギ形の方。こちらの方が幹囲が大きそうだ。
支幹とも大枝ともつかぬ脇芽の先端にある生長点が、「これから直立するぞ」と、見えない何かを定めるまで、あっち向き、こっち向きと、くねくね彷徨う様が面白い。
どうしてこんな姿になるのだろう。
不思議だ。 |
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