ページタイトル:田浪の大しで 当サイトのシンボルマーク

画像:田浪の大しで_1

画像:田浪の大しで_2
名称 田浪の大しで (たなみのおおしで)
名称の典拠 大枝に括り付けられた樹名板(注1)
樹種 イヌシデ
樹高 21m(注2)
目通り幹囲 4.2m(注2) これは根元回り
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 岡山県真庭郡新庄村田浪
 〃 3次メッシュコード 5233−64−43
 〃 緯度・経度 北緯35度12分33.1秒
           東経133度32分10.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年3月30日

注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)岡山県緑化推進協会刊「新 岡山の巨樹老樹名木」による





 新庄村(しんじょうそん)北西部、鳥取県との県境に聳える毛無山(けなしがせん、1219m)に最も近い集落が田浪である。山頂からの直線距離は2kmほど。
 逆から見れば、田浪は毛無山に源流を持つ新庄川の最も谷奥の集落だということになる。左図のイヌシデは、川沿いの道を田浪に向かう途中、集落からは1.4kmほど手前。イヌシデのところで対岸に渡る道が分岐しているので、そこを目当てにするとよいと思う。(分岐点の少し田浪寄りに車数台分の駐車スペースあり)
 イヌシデが立つのは道の東側。笹薮のなか。(道路から見える)
 根元近くで複数幹に分かれているため、幹の一本一本はそれほど太くなく、遠目には巨木に見えない。樹皮からイヌシデと見当をつけることができないと分かり難いかも知れない。
 野茨のバリアを突破し、笹を掻き分けてイヌシデに向かう。近くで見ると、なかなかの大きさだ。
 根元で4.2mという大きさは、スギやクスノキの巨木に対面するときの目では、感動を得ることが難しいサイズであろう。でも、イヌシデがスギやクスノキ巨木と同等のサイズになることはまずない。イヌシデ仲間ではこれでも大威張りできる大きさなのである。
 私自身はといえば、このイヌシデに会えて、十分に満足だった。
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