ページタイトル:田中のハルニレ ロゴ:人里の巨木たち

画像:田中のハルニレ 名称 田中のハルニレ (たなかのはるにれ)
名称の典拠 河北新報社「宮城の巨樹・古木」
樹種 ハルニレ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.9m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 宮城県加美郡色麻町四竃(しかま)字田中
 〃 3次メッシュコード 5740−66−57
 〃 緯度・経度 北緯38度32分45.7秒
           東経140度50分37.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年5月13日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 色麻(しかま)中学校の西約200m。造園業を営んでおられる方のお屋敷に、左図のハルニレが立っている。
 田中の地名どおり、家の周囲は水田。四方からハルニレの姿はよく見える。
 環境省巨樹データベースに載るハルニレ巨木は、ほとんどが北海道にある。本州の、それも個人宅のお庭に立つハルニレは珍しい。
 事務所で見学許可をいただいてハルニレに向かった。
 すばらしいハルニレである。若葉もみな元気が良さそうだ。青空に映えて、ひときわ美しい。(お屋敷の外から眺めるだけでも十分に楽しめる)
 ご主人のお話では、以前はこんなものではなかった。今はずいぶん衰えてしまったとのこと。
 10年くらい前までは、もっと枝も多く、樹冠も丸く整って姿が良かった。ところが、毛虫に丸裸にされたことが何年かあって、それでかなりの枝が枯れてしまったのだそうである。(すぐ外側が水田なので、薬剤散布を遠慮されたのかも知れない)
 そうは言っても、これだけのハルニレには、なかなか出会えるものではない。
 私は、十分に満足だった。
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