ページタイトル:田麦野のかさまつ 当サイトのシンボルマーク

画像:田麦野のかさまつ_1

画像:田麦野のかさまつ_2
名称 田麦野のかさまつ (たむぎののかさまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アカマツ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 3.7m(注2)
推定樹齢 600年以上(注3)
所在地の地名 山形県天童市田麦野
 〃 3次メッシュコード 5740−43−37
 〃 緯度・経度 北緯38度21分45.1秒
           東経140度27分40.9秒
天童市指定天然記念物(1983年7月8日指定)
撮影年月日 2024年6月12日

注1)1987年11月1日に天童市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板による





 田麦野地区の中心部。かつての田麦野小学校、今の「高原の里交流施設ぽんぽこ」の裏山に立つアカマツ。
 プールの壁の手前に簡単なルート図が描かれた案内板があったので、それに従って登り始める。
 目指す松は稜線上に立っていた。小学校跡との標高差は30mほど。
 アカマツは横に長く枝を伸ばし、幅の広い樹冠を戴いている。案内板によると、枝張りは東西、南北ともに22m。樹高の数値よりも大きい。「かさまつ」が「笠松」であることは明らかである。
 ロープが張られていて幹に触れることは出来ないが、周囲が開けていて、鑑賞するには十分。周囲を何回もまわってさまざまな角度から堪能させてもらった。
 幹が特に力強く見える角度、樹冠が極めて美しく見える角度など、小さな発見もあって楽しい。
 以下はケチを付けるようで気が進まないが、案内板の「県内最高の太さを誇る」には首をかしげざるを得ない。
 何故なら、2019年に枯死が認定されるまでの間、日本一の座をしばらく保ち続けていた東法田の大アカマツも山形県であり、身近なところでは、同じ田麦野地内のしめ掛けの松もこれより大きい幹囲を持つからである。
 天然記念物指定当時には、それらの松の存在が知られていなかったのだろうか。
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