ページタイトル:しめ掛けの松 当サイトのシンボルマーク

画像:しめ掛けの松 名称 しめ掛けの松 (しめかけのまつ)
名称の典拠 現地の案内板を参考にした
樹種 アカマツ
樹高 16m(注1)
目通り幹囲 4.1m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 山形県天童市田麦野(天童高原)
 〃 3次メッシュコード 5740−43−09
 〃 緯度・経度 北緯38度20分38.5秒
           東経140度29分20.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年6月12日

注1)「日本の松樹」による
注2)地表面から1.3mの高さで実測したところ413cmあった





 山形市と天童市の境界をなす稜線の山形市側(南側)は面白山(おもしろやま)高原、天童市側(北側)は天童高原と呼ばれている。
 左図の松が立つのは天童高原の上部。稜線まで直線距離で80mほどのところ。周囲がよく開けているので、北から天童高原の高い方を目指して進めば自然に目に入る。
 草原に立つ独立木で、ご覧の通りの堂々たる姿である。特に上部の大枝の太さが素晴らしい。
 直立する太い幹に、「しめ掛けの松」の名前に相応しい立派な注連縄が掛かっている。
 案内板を意訳すると、ここから谷を越えた南。南面白山(みなみおもしろやま、1225m)の山麓(紅葉川上流の権現沢)に、面白山大権現があって信仰の対象とされていた。しかし難所にあるため、辿り着くのは容易でなかった。田麦野から向かう際には、この松に注連縄と御札を掛けてから向かったという。
 それが「しめ掛けの松」という名前の由来のようだ。
 実は、案内板には「め掛けの松」と記されている。
 しめ縄を漢字で書く場合、一般的には注連縄である。七五三縄もよく見る。〆縄の表記も見かけることから「締め縄」もあるのかも知れないが、浅学にして私は見たことが無い。(「締め縄」では、ばらばらになって困るものをきつく縛る縄を連想してしまい、どうもピンと来ない)
 そのため、勝手ながら、私のサイトでは樹名を平仮名表記とさせてもらった。
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