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名称 滝前不動のフジ (たきまえふどうのふじ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 フジ
樹高 28m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 400年以上(注3)
所在地の地名 宮城県柴田郡川崎町支倉字滝前
〃 3次メッシュコード 5740−25−18
〃 緯度・経度 北緯38度11分02.7秒
東経140度43分39.5秒
国指定天然記念物(1976年6月16日指定)
撮影年月日 2006年9月16日
注1)川崎町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板による
県道119号(碁石富岡線)沿い、富岡中学校から1kmほど南に「滝前」バス停があり、「滝前不動のフジ」の案内板が出ている。
バス停近くの駐車スペースから、案内に従って少し歩く。フジまでは1分ほど。
天然記念物の大フジは、不動明王を祀る小さな社の前。根回り5mほどの株から、全部で3本の蔓が出ている。
蔓と書いたが、いわゆるツルといった印象ではない。むしろ帯と形容した方が良さそうだ。太古に舞い降りた天女の羽衣の化石。そんな感じだ。
参道をよぎり、上下左右にくねりながら、先端はかなり遠くまで伸びている。スギの幹を上昇するものあり、水平に伸びて、藤棚を飾るものあり。いまだ力強い生命力を保っている。
近くには細い渓流が流れている。確認し忘れたが、小さな滝もあるのだろう。
案内板にあるように、これほどの大フジになれたのは、この渓流が活力源であったからである。樹木を保存するためには、まず環境を保全しなければならないのだと、改めて思わされた。 |
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