|
|
|
名称 竹野のホルトノキ (たけののほるとのき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ホルトノキ
樹高 13m(注1)
目通り幹囲 6.3m(注1)
推定樹齢 伝承350年(注1)
所在地の地名 宮崎県東諸県郡綾町北俣(竹野)
〃 3次メッシュコード 4831−01−37
〃 緯度・経度 北緯32度01分46秒
東経131度12分45秒
国指定天然記念物(1977年2月17日指定)
撮影年月日 2012年8月2日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
綾北川の右岸に、河床より100mほど高い平面がある。等高線の感じからは、遠い昔の蛇行跡を示す河岸段丘の一部のように思われる。そこにできた集落が竹野だ。
さすが、国指定の天然記念物だけあって、そこかしこにホルトノキへの案内表示が出ている。
狭い舗装道路が1本、高台の農地内を、反時計回りに一周するような形で延びている。ホルトノキは、その終点。
文化庁の国指定文化財等データベースの解説では「地上1.5mぐらいから9本の太枝に分岐」し、枝張りは東西25m、南北30mとある。1977年の天然記念物指定時には、すばらしい樹勢を誇っていた。
しかし、徐々に弱ってきたようで、大枝の数が減ってきていたようだ。そして、私が訪ねたときの姿が左図である。
最も重要な幹が折れてしまったようだ。ごく最近の出来事だったようで、その後、まだ手つかずの状態だと思われる。危険防止のため、教育委員会の名前で、立ち入り禁止の措置がとられていた。
すべてが失われたというわけではないが、樹容を大きく損なってしまったことは間違いない。2012年現在、ホルトノキとしては、これが唯一の国指定天然記念物であるだけに、残念なことだ。
肥田木城主、肥田木正連(ひだきまさつら?)の次男播摩の墓標として植えられたとする伝承があるそうである。(案内板より) |
|