ページタイトル:高瀬のカヤの木 当サイトのシンボル

画像:高瀬のカヤの木(幹と並ぶ)

   
名称 高瀬のカヤの木 (たかせのかやのき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カヤ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 栃木県那須烏山市高瀬(注3)
 〃 3次メッシュコード 5440−70−79
 〃 緯度・経度 北緯36度38分53.2秒
           東経140度06分58.5秒
那須烏山市指定天然記念物(1985年10月1日指定)
撮影年月日 2012年9月29日

注1)旧南那須町教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ。一方、南那須町名木百選選定時の名称は、「高瀬弥陀前の大かや」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注3)2005年10月1日、那須郡内2町が合併して那須烏山市誕生。旧行政区は那須郡南那須町





 那珂川の支流である荒川は、合流点の手前で、激しく蛇行を繰り返す。JR烏山線小塙駅の北でも、もうすぐ三日月湖を作りそうなくらい大きく蛇行している。その流れの北、水田と住宅地の境界部に、このカヤが立っている。
 カヤが立つのは、1mほど高い阿弥陀堂の境内の縁。田圃に通じる道の方にやや傾いたのち、幹は真上に向かっている。
 この写真では確認できないが、幹の一部に大きな穴が開いている。この空洞は、地上4mほど、大枝が横に出ているところまで繋がっているらしい。教えて下さった方がまだ子供だった頃、そこまで登って、穴を覗いてみたそうだ。しばしばフクロウなどが営巣したらしい。ヒナを見たくて登ったそうである。
 昔、夏祭りの火の不始末から、カヤが炎上したこともあったらしい。その話は父から聞いただけで、自分の知らない昔の話だということだったが。現在、火災の痕跡は、もう見あたらない。
 元気が良く、毎年たくさんの実をつけるそうである。
 
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