ページタイトル:鷹ノ巣交差点のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:鷹ノ巣交差点のクスノキ 名称 鷹ノ巣交差点のクスノキ
    (たかのすこうさてんのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 不明
目通り幹囲 5m(注1)
推定樹齢 800年(注2)
所在地の地名 佐賀県嬉野市嬉野町下宿(注3)
 〃 3次メッシュコード 4929−57−19
 〃 緯度・経度 北緯33度06分08.0秒
           東経129度59分10.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月22日

注1)全くの目分量
注2)「大楠の碑」による
注3)2006年1月1日、塩田町と嬉野町が合併して嬉野市誕生。旧行政区は藤津郡嬉野町





 嬉野市役所嬉野庁舎の東の道を北に100mほど進んだところに「鷹ノ巣」交差点がある。標記のクスノキは、交差点の北西角。
 瑞光寺のクスノキを訪ねる途中だった。
 そこそこの交通量がある町なかの交差点であるから、普通ならば、探訪予定にない巨木はパスするところなのだが、ここは「鷹の巣公園」の一角であり、近くに公園利用者のための駐車場もあって、車の処置に困らない。急遽、立ち寄ってみることにした。目に入った姿がまずまずの大きさに見えたこともある。
 傍らの「大楠の碑」に記された文章を読んで驚いた。なんとこのクスノキも、これから訪ねようとする瑞光寺にあったのだ。
 同碑文によると、土地区画整理事業の際、道路新設の予定ルートに立っていたこのクスノキは伐られる運命にあった。ところが、昭和62年(1987)、第38回全国植樹祭が嬉野町下宿地区で行われることになり、それを記念してここに移植したという。全国植樹祭がこのクスノキの生命を救ってくれたわけだ。
 いわば国土緑化運動のシンボルとも言えるクスノキなのである。
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